進化学的にネコミミ少女を語る
ネコミミ少女ってジャンルがあるらしい。
耳がねこの少女になんていうかそのな感情を抱くらしい。
…まぁ人の趣味だから深くは突っ込まないけど。
趣味はどうでもいいけど、顔とか人間で耳だけネコミミの
ネコミミ少女は現実世界にはいないわけだけどさ、
もし現実に出現するとしたらどういう生物から進化したと
考えてみる。
少女ってんだからサル由来だろ、というのが普通の考えだが、
サル由来では耳がああはならないんじゃなかろうか。
とするとやっぱりネコ由来なんじゃないだろうか。
幸いネコ科の動物には樹上生活する種類も多い。
とすれば進化的に似たような流れがあったら、ネコミミ少女が
地上に出現した可能性は割にあるのではないか?
というわけで、人類進化を踏まえてネコミミ少女出現を
シミュレートしてみる。
…N○KだったらCGで再現できるんだが…
始祖の食肉目は今から5000万年前に出現した、ミアキスという
動物である。
それから3500万年後、今から1500万年前にネコ科は分化した。
同じ樹上生活を行なう動物であっても、サルとネコでは決定的な
違いがある。それは手の構造である。
サルは木を「掴む」ことで樹上生活を送っているが、ネコは
木に「爪を引っかける」ことで樹上生活を送っている。
…ダメじゃん。
サルの脳が進化したのは手の発達の影響も大きい。
掴むことが出来ないネコの手では脳の発達も道具の扱いも無理だ…
…ネコミミ少女は妄想の産物か…いや、待て。
同じ食肉目で物を掴むように進化した生物がいる。
ジャイアントパンダだ。
パンダの手には親指の変わりになるような部位が存在し、それで
ササを掴むことが可能になっている。
…この論理で行くと、中国に大地溝帯が出現してたらパンダ少女
出現のほうがありえたってことっすか?
…それはそれでありだな。
さて、指の問題はそんな感じでいいとしよう。
雑食化したため、指で物を掴むような進化をしたという設定が
本音で言うと使いたいんだけど。
…実はネコには甘味を受容するレセプターがない。
そのため基本的にそういう進化しなさげである。
そのようなネコ科の中に、類人猿ならぬ類人ネコが出てこないと
いけない。出来たら群れを作るほうがいい。
ネコ科の中にも群れを作る種類はいるからまあ問題ない。
さて、現在でもネコ科動物は樹上生活しているものもいるが、
現実には樹上生活をしていたサルと違い地上には降りなかった。
史実とは違い、類人ネコが今から500万年前、地殻変動によって
生じた草原に降り立つ。そこからネコミミ少女への進化が始まる…。
…無理があるなぁ…でもウサミミ少女よりは可能性ありそうだ。
あとネコミミだからといって頭の上のほうには存在できない。
…脳の容積減っちゃうよ。バカな子になっちゃうよ。
多分我々と同じような耳の位置にネコミミ。
…それもそれでありだな。
やっぱ夜行性だったりするんだろうか?
…昼間は全く動かなかったりして。
でも最近夜行性の人間も多いからいいんでないだろうか?
実際には系統が違うんだからそうはならないだろ、という意見も
あるかもしれない。
でも似たような環境が出現した場合、そこに適応して全く違う
生物が似たような形態をとる事例は結構ある。
これを収斂進化という。
イルカとサメの形が似てるとかそういう話。
伝説の中には人間に似てるけど、人間と耳とかが違う種族とか
出てくるわけだけど、今どこにもいないわけで…
彼らはネコミミ人種だったかもしれない。
…ひょっとしたら人類は既にネコミミ人類を滅ぼしたんじゃ
ないだろうか…だとしたらあまりに悲しすぎる。